創業スピリット
- ― 当社の創業スピリット ―
- 代表取締役会長 宮崎 勝
創業以来のノウハウの蓄積が『商品』 (No3)
ソフトウェア業界はほとんどが請負です。しかし、私は一貫して自社で開発し販売することにこだわってきました。それが創業スピリットであると思っています。そして、当然、現在でもそれが当社のべ一スです。
しかし、競争の世界ですから、商品力がなければ難しい。リスクもあります。このため日本のソフトウェア業界は受託・派遣などに偏ったわけですが、私は創業時から自社の商品をもつということにこだわり続け、それが今日の基盤になっています。
といっても、あらゆる分野を網羅できるわけがありませんので、医療に絞り込みました。なぜ医療であったかというと、やはり、医療業界のもつ将来性と当社内部の人材の適性、そして当社の技術の蓄積から、一番ふさわしいと判断したのです。
もちろん、最初には病院の経営者の方との出会いがあります。当社は1969年の創業ですが、その1年前に、コンピュータの技術を教えるスクールをつくりました。そこに、大阪市内のある病院の院長先生が「コンピュータを買ったものの使い方がわからない」と勉強に来ておられました。会社をつくって半年後に、その先生から相談を受け、結局、1年半ほどかけて病院の業務関係を調査し、あらためてシステムを構築、当時のコンピュータにのせる作業をビジネスとしてさせてもらいました。
そのノウハウをほかの病院にも展開し、次の病院のノウハウもまた蓄積をする。その繰り返しを創業以来、毎年毎年丁寧に継続してきました。このようにして当社の商品をつくりあげてきたわけで、年輪のように知識を集積してきたことは自社のことながら「すごいことだ」と思います。ソフトウェアの会社はたくさんありますが、過去の蓄積をこれだけもっている会社はなかなかありません。それは過去から一貫して継続をしているからで、コロコロ変えていたのでは蓄積などできません。
認証範囲は、本社及び東京支社です。