掲載:2003年1月
01. 創業当時の発想で現在まで
当社は1969年創業ですが、基本的には創業当時に考えたことの1つを現在も行い続けています。すなわち、「継続性」が当社のキーワードです。
当社は創業から17年間は非常に順調に推移しました。このころのコンピュータは未知数で、人真似などしようにもできなくて、全部自分で考えなければならない時代でした。ただ、そのころから、いわゆる便利屋の仕事はしないと決めていました。
何かをおこなえばそれが発展して、継続的に展開できるような形を常に考えていました。私の発想は非常に製造業的だと思います。コンピュータは創造の産物で、創っていくものだから当然かもしれません。
当社は当時から特定業種に対して出来合いのコンピュータ・システムを提供するというパッケージ展開をしてきました。ようやく医療、産業、教育、自治体の4つのシステムをつくりあげ、一気に拡販しようとして見事に失敗。それだけの力がないものが一気にやろうとしたので、一気に業績不振となり、結局、規模を縮小、選択・集中せざるを得なくなったのです。 18期から25期までの約8年間は非常に苦しみました。しかし、25期で底を打ち、26期からようやく思うような形になってきたのです。